HSCの不登校について、自己の経験を振り返る(幼稚園時代)

幼稚園バス HSP

こんにちは、naocoです。
HSPの私は子供のころはHSC(Highly Sensitive Child)でした。
HSC時代の特徴は、今のHSPの特徴と何ら変わりません。
(詳しくはわたしHSPです。特徴と対策【もしかしてあなたも?HSP診断】
及びHSPとエンパスとスピリチュアルについて私が思うことからどうぞ)
いや、思い返すと今よりもっと繊細だったかもしれません。当然生まれて間もないため、
やることなすこと全てが未体験ですから、初めてのことが苦手な気質のために頭のセンサ
ーはいつも動きっぱなしだったような記憶があります。

近年HSCの子供の不登校が話題になるようになりましたが、ごたぶんに漏れず不登校経
験者の私は、その情報で初めてその時のことに合点がいったというか、謎が解けたという
気分です。
HSCにもいろいろなタイプがあると思いますし、不登校の理由もそれぞれかもしれませ
んが、私の経験がどなたかのお子さんに当てはまっていれば、と思い経験を振り返ってみ
たいと思います。

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登園にぐずる幼稚園時代

幼稚園は二年保育でした。登園は集合場所にスクールバスのお迎えが来ていました。
毎朝、家を出る前からグズリ出し、バスに乗る段になると泣き叫んで拒否していました。
お迎え当番の先生になだめすかされながら、乗車する日々でした。
年子の妹が、翌年入園してきて颯爽とバスに乗り込む後ろで相変わらずグズっていました
ので、少なくても1年半ほど続いたと思います。親も先生も本当に大変だったと思います。

私は性格的には人懐こい活発な子どもでした。どちらかというと、お友達グループの
リーダー的存在でした。では、なぜ私は登園を拒否していたのでしょうか。
実はよくよく思い出しても、明確な答えが思い当たりません。ありがちな、いじめ問題、
先生との問題や、家庭問題など、何一つ問題がないのです。

ただ漠然と、不安だったような気がします。

家から離れて未知の環境で生活すること全てが、当然ながら生まれて初めてのことで、頭
の中がパニックを起こしていたのです。HSCの気質で、見るもの全ての情報をすくい上
げ、深く考えをめぐらせて情報処理をしていたのでしょう。しかし、子供の脳には処理で
きるだけの情報量を越えてしまっていて、頭がフリーズしてわけが分からない状態に陥っ
ていたと思います。
その状態こそが、不安で怖かったのです。
それを表現する方法が分からず泣いて「(訳が分からず怖いから安全な)お家に帰りたい」
と訴えていたのだと思います。
ただ、泣き叫ぶものの、癇癪を起すようなことはなく、バスに乗ってある程度したら泣い
たことにより頭のパニック状態が緩和され、冷静さを取り戻し、幼稚園に到着する頃には
仕方がないと思えていました。

幼稚園での日常は、いったん教室に入ってしまえば、わりと楽しく過ごしていました。
しかし、例えばみんなで遊ぶハンカチ落としや、いす取りゲーム、鬼ごっこなど、失敗す
るとオニになってしまうようなドキドキする遊びが大嫌いでした。運動能力は高くすばし
っこかった為すぐに勝ち上がれるタイプなのに、精神的な疲労がいつまでも消えずにいま
した。

また、共感力が強いためお友達が怒られているのもまるで自分も叱られているようで嫌い
でした
ある日、いつもは優しく叱る先生がほんの一瞬、オニの形相でお友達を叱っていたことに
驚き、その子より先に「家に帰る」と泣いて駄々をこね始めたことも。
意味が分からずびっくりした先生が、「どうして帰りたいの?なぜ泣くの?」と腰をかが
めて目線を合わせて真剣な顔で聞いてくるのですが、子供心にも正にその目線の先の「先
生の顔が怖くなりました」とは言えず、目線をそらして黙っていました。

全園児が園庭に出て、集団でお遊戯体操をするのも、嫌いとまでは言えないものの「何故
こんなことをしなくてはならないんだろう」と不思議に思っていました。
余談で、ずいぶん前の話になりますが、「笑っていいとも」というお昼のバラエティ番組
で、司会のタモリさんが、「入園前に幼稚園の前を通りがかったら、子供たちがお遊戯体
操をしているのを目撃して“自分はこんな子供じみたことをしたくない”と思い、幼稚園
に行かなかった」という話をしていました。
また、「行かなかったもののそれまで遊んでいた友達は皆当然、幼稚園に通っているわけ
で、平日の昼間お年寄りしかいない町で一人、暇で暇で、内心ちょっと後悔もしてい
て、友達が帰ってくるのをひたすら待つ日々だった。」と笑い話でしていました。
その時私も思わず「分かるわ~」と声を漏らしていました。


あれだけ幼稚園を拒否しておきながら、帰宅するとすぐ近所のお友達の家に遊びに行って
いましたから、内向的とか、気が弱いからでは決してないのです。
集団の画一的な行動に拒否反応があったのだと思います

幼稚園児
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HSCの理想の幼稚園とは

では、私はどういう環境であれば、毎朝駄々をこねずに笑顔で幼稚園に通えたのでしょうか。
私の登園拒否の原因は整理すると、

・全てが初体験のため情報処理が追い付かず思考停止になり、漠然とした不安感があった。
・お友達が先生に叱られたり、先生のちょっとした表情に不安感を覚えた。
・競争をあおるようなゲームやオニを決めるような遊びに精神的な負担を覚えた。
・お遊戯などの画一的な集団行動が何のためにやっているのか理解できなかった。

といったことでした。しかし当時、子供ながらに辛い不安な気持ちでいたのは確かでした
が、今現在において、そのことが何か傷やトラウマになっている訳ではありません。
4歳、5歳児の幼稚園の代替案と言えば、幼稚園に行かない事になってしまいそうです。
しかし、HSCは一人が好きであっても、一人ぼっちが好きなわけではないのです。
私は泣いてでも幼稚園に通ったことは、振り返るととても良かったと思うのです。
何故ならここでお友達を作っておくことは、小学校に上がった時の不安感を軽減するもの
になるからです。ここで諦めてしまっていたら、小学校入学時に同じ事が起こりえるので
す。それは問題の先延ばしに他ならず、また年齢とともに問題解決がより複雑化すること
が容易に予想されます。
実際、幼稚園からのお友達が多数小学校のクラス分けで一緒になった為、動揺することも
なく、小学校入学時につまずく事はありませんでした。

ですから、幼稚園という器を変えてしまうより、中身の考え方を5人に1人もいると言わ
れているHSCに寄り添い、気持ちよく通園出来るために、工夫するということが大切だ
と思います。
例えば、これはやりたくないと思ったものがあれば、画一的に「みんながやっているのだ
から」のような強制的な参加を促すようなことをやめて、ちょっと外れることを許すシス
テム作りなど、とにかく精神的なゆとりと逃げ場があることが一番大切かな、と思います。

そうすることで、幼稚園での生活のプレッシャーや、漠然とした不安が軽減されるのでは
ないかと思います。
また、ちょっと理想論ではありますがHSCと思われる子どもにHSPの先生を配置する
ことが実現出来たら、気持ちが分かってくれる人がいてくれる、夢のような環境だと思い
ます。

何より周りの大人たちがHSCの理解を深め、不安な気持ちが起こる原因を分かり易
く、子供騙しにならないように教えていってあげることが大切だと思います。
HSCは子供であっても理解力がありますから、大人の助言から自分なりの分析をスムー
ズに行い漠然とした不安は軽減され、環境適応までの時間が短縮されるのではないかと
思います。

HSP
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